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第8回 オーガンテックのビジョン ー自分の歯で生きる健康社会へー
更新日:2026年5月29日
小川 美帆
小川 美帆,Ph.D.取締役CTO

東京理科大学大学院博士(理学)。大塚ホールディングス、理化学研究所を経て株式会社オーガンテック取締役CTO。再生医療・器官誘導分野の研究開発と事業化を推進。日本シェーグレン学会賞、エコノミスト未来賞2023 SDGs部門受賞。 プロフィール詳細 >
「歯」は生活の中心にある
 私たちは日々、
・ 食べる
・ 話す
・ 笑う
といった行動を当たり前のように行っています。

 そのすべての基盤にあるのが「歯」です。
 歯は、単なる器官ではなく、生活そのものを支える存在です。
医療の役割は「補うこと」から「保つこと」へ
 これまでの医療は、失われた機能を「補う」ことを中心に発展してきました。
 歯科医療も同様に、
・ 歯を補う
・ 噛める状態を回復する
ことが重要な役割でした。

 しかしこれからは、本来の機能をいかに保ち、取り戻すかという視点がより重要になります。
 Bio-hybrid Tooth は、この新しい医療の方向性を示す技術です。
自然の力を活かす医療へ
 オーガンテックの技術の根底にあるのは、生体の持つ力を最大限に活かすという考え方です。
・ 無理に操作するのではなく
・ 自然な仕組みを再現し
・ 体が本来持っている回復力を引き出す

 これは、歯科に限らず、今後の医療全体に通じる重要な視点です。
「自分の歯で生きる」社会を目指して
 私たちが目指しているのは、
「自分の歯で食べ、自分の歯で生きることができる社会」
です。

 それは、
・ おいしく食べること
・ 自然に会話すること
・ 社会とつながること
を支える基盤でもあります。

 歯科医療の進歩は、単に治療の選択肢を増やすだけでなく、人の人生そのものに影響を与えます。
これからの歯科医療へ
 Bio-hybrid Tooth は、まだ発展途上の技術です。
 実用化に向けては、さらに多くの研究と開発が必要です。

 しかし、
・ 歯を再生する
・ 生体と調和する
・ 自然な機能を取り戻す
という考え方は、すでに現実のものとなりつつあります。
おわりに
 本シリーズでは、
・ 歯の役割
・ 現在の治療
・ 再生医療
・ ハイブリッド技術
を通して、新しい歯科医療の可能性をご紹介してきました。

 これからの医療は、より「人の体に近い形」を目指して進んでいきます。
 その中で、歯科医療もまた、新しい段階へと進もうとしています。
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*本記事は、2026年5月29日時点の情報に基づく研究・開発段階の内容であり、確定的な医療行為を示すものではありません。