第5回
健康⾧寿社会を支える「第 3 の天然歯」 ―Bio-hybrid Tooth が拓く未来―
更新日:2026年8月31日
下 義生代表取締役CEO
早稲田大学理工卒、中央大学・院総合政策研究科修士。2016年にトヨタ自動車、常務役員、2017年に日野自動車、社長、2021年に同社、会長を歴任。2024年9月より当社、代表取締役。 プロフィール詳細 >
早稲田大学理工卒、中央大学・院総合政策研究科修士。2016年にトヨタ自動車、常務役員、2017年に日野自動車、社長、2021年に同社、会長を歴任。2024年9月より当社、代表取締役。 プロフィール詳細 >
皆さん、こんにちは。オーガンテックの下です。
これまで 4 回にわたり、現行インプラントが抱える課題、そしてその解決を目指す「Bio-hybrid Tooth(バイオ・ハイブリッド・トゥース)」の技術や、臨床研究・社会実装への取り組みについてご紹介してきました。最終回となる今回は、私たちがこの技術の実現を目指す理由と、その先に描いている未来についてお話ししたいと思います。
私たちが目指しているのは、単に新しいインプラントを開発することではありません。「自分の歯で噛み、食べ、話し、笑う」という、人が本来持つ口腔機能をできる限り回復し、生涯にわたって豊かな生活を支えることです。
日本では、「80 歳になっても自分の歯を 20 本以上保とう」という 8020 運動が⾧年推進されてきました。その背景には、口腔の健康が全身の健康と深く関わっているという考え方があります。近年では、口腔機能の低下(オーラルフレイル)が、フレイルや低栄養、さらには要介護状態へつながる可能性があることが報告されており、口腔機能の維持は健康⾧寿社会を支える重要なテーマとなっています。
また、口腔の健康と認知機能との関連についても、多くの研究が行われています。因果関係については引き続き研究が進められていますが、適切な口腔機能を維持することは、高齢者の健康維持にとって重要な要素の一つと考えられています。
私たちは、歯を失った後も、できるだけ天然歯に近い機能を回復できる治療法を提供することが、患者さん一人ひとりの生活の質(QOL)の向上につながると考えています。そして、その積み重ねが、健康寿命の延伸や、将来的な医療・介護負担の軽減にも寄与する可能性があると期待しています(図)。
これまで 4 回にわたり、現行インプラントが抱える課題、そしてその解決を目指す「Bio-hybrid Tooth(バイオ・ハイブリッド・トゥース)」の技術や、臨床研究・社会実装への取り組みについてご紹介してきました。最終回となる今回は、私たちがこの技術の実現を目指す理由と、その先に描いている未来についてお話ししたいと思います。
私たちが目指しているのは、単に新しいインプラントを開発することではありません。「自分の歯で噛み、食べ、話し、笑う」という、人が本来持つ口腔機能をできる限り回復し、生涯にわたって豊かな生活を支えることです。
日本では、「80 歳になっても自分の歯を 20 本以上保とう」という 8020 運動が⾧年推進されてきました。その背景には、口腔の健康が全身の健康と深く関わっているという考え方があります。近年では、口腔機能の低下(オーラルフレイル)が、フレイルや低栄養、さらには要介護状態へつながる可能性があることが報告されており、口腔機能の維持は健康⾧寿社会を支える重要なテーマとなっています。
また、口腔の健康と認知機能との関連についても、多くの研究が行われています。因果関係については引き続き研究が進められていますが、適切な口腔機能を維持することは、高齢者の健康維持にとって重要な要素の一つと考えられています。
私たちは、歯を失った後も、できるだけ天然歯に近い機能を回復できる治療法を提供することが、患者さん一人ひとりの生活の質(QOL)の向上につながると考えています。そして、その積み重ねが、健康寿命の延伸や、将来的な医療・介護負担の軽減にも寄与する可能性があると期待しています(図)。
図 歯の健康の重要性
高齢化は日本だけの課題ではありません。世界各国で高齢化が進み、口腔機能の維持に対する関心は年々高まっています。こうした社会課題に対し、日本で生まれた再生医療技術が新たな解決策の一つとなる可能性があります。
オーガンテックは、「第 3 の天然歯」という新しい治療コンセプトの実現を通じて、歯科医療の未来に貢献したいと考えています。それは、天然歯と従来のインプラントに続く、新しい選択肢を患者さんへ届ける挑戦でもあります。
もちろん、その実現には、臨床研究による科学的な検証、安全性・有効性の確認、品質管理や製造体制の整備、さらには国内外の規制への対応など、多くの課題があります。だからこそ私たちは、一歩一歩着実に研究開発を積み重ね、社会から信頼される医療技術として育てていきたいと考えています。
この連載を通じてお伝えしてきたように、私たちが挑戦しているのは、単なる新製品の開発ではありません。器官再生研究から生まれた技術を、実際の医療へとつなげ、より多くの患者さんに新たな価値を提供することです。
日本発の再生医療技術が、世界中の人々の健康と豊かな人生に貢献する――その未来の実現に向けて、オーガンテックはこれからも挑戦を続けてまいります。
オーガンテックは、「第 3 の天然歯」という新しい治療コンセプトの実現を通じて、歯科医療の未来に貢献したいと考えています。それは、天然歯と従来のインプラントに続く、新しい選択肢を患者さんへ届ける挑戦でもあります。
もちろん、その実現には、臨床研究による科学的な検証、安全性・有効性の確認、品質管理や製造体制の整備、さらには国内外の規制への対応など、多くの課題があります。だからこそ私たちは、一歩一歩着実に研究開発を積み重ね、社会から信頼される医療技術として育てていきたいと考えています。
この連載を通じてお伝えしてきたように、私たちが挑戦しているのは、単なる新製品の開発ではありません。器官再生研究から生まれた技術を、実際の医療へとつなげ、より多くの患者さんに新たな価値を提供することです。
日本発の再生医療技術が、世界中の人々の健康と豊かな人生に貢献する――その未来の実現に向けて、オーガンテックはこれからも挑戦を続けてまいります。
※本記事は、2026年8月31日時点の情報に基づく研究・開発段階の内容であり、確定的な医療行為を示すものではありません。



